このページでは、「ポケットモンスター」シリーズにて冒険の初めに主人公が受け取るポケモン(通称 御三家)の一覧リストを掲載、各ポケモンを世代(シリーズ)毎に分類して特徴やモチーフなどについてまとめています。
第1世代(ポケットモンスター 赤・緑)
1996年に発売した記念すべきシリーズ第1作。ゲームボーイ用のロールプレイングゲームとして発売された。登場する御三家は、フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメの3体。
フシギダネ
生まれた時から背中に不思議なタネを持つポケモン。タネには栄養素が多く詰まっており、生まれてからしばらくはタネから栄養を補給する。栄養素のおかげで数日間食事をしなくても生きていけるタフさがある。また、成長に伴いタネも一緒に大きく育っていく。
ヒトカゲ
尻尾に炎を灯すトカゲのようなポケモン。尻尾の炎が消える時は、その命が途絶える時でもある。気分によって尻尾の炎の燃え方が変わる。例えば怒っているときほどメラメラと激しく燃える。ほのおタイプらしく熱いものを好む性格。
ゼニガメ
生まれた瞬間には甲羅は柔らかいが、空気に触れることで徐々に硬い甲羅が形成される。危険を察知すると甲羅に手足を引っ込めて防御態勢をとる。甲羅の役目は守るだけにあらず。表面の丸みを帯びた形と溝により、水中での水の抵抗を減らし、より速いスピードで泳ぐことができるのだ。
第2世代(ポケットモンスター 金・銀)
1999年11月21日にゲームボーイカラー対応ソフトとして発売されたシリーズ2作目。新たなタイプとして、「あく」と「はがね」タイプが追加された。また、カートリッジ内部に搭載されたリアルタイムクロックによって、現実の時間と連動してゲーム内の時間も朝・昼・夜と変化する画期的なシステムが実装された。登場する御三家は、チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコ。
チコリータ
頭部から葉っぱの生えたポケモン。おとなしい性格で、日差しを浴びることが大好き。頭の葉っぱで周りの温度や湿度などを探ることができる。葉っぱからは微かに甘い香りを漂わせているため、他の野生ポケモンと敵対した際にも、お互いに和やかな雰囲気になってしまうらしい。
ヒノアラシ
常に体を丸めている臆病なポケモン。危険を察知すると防衛反応として背中の炎が強く燃え上がり棘が生えたような外見になる。怒った時、最も強い火力を発揮する。背中には4つの赤い丸模様があり、そこから炎を噴出させている。
ワニノコ
大きく発達したアゴを持つワニのようなポケモン。見た目通りのやんちゃで暴れん坊な性格で、目の前に動くものがあれば、なんでも噛みついてしまうという少々困った性格。ワニノコを選ぶトレーナーは噛まれてしまわぬようくれぐれも注意していただきたい。
第3世代(ポケットモンスター ルビー・サファイア)
2002年11月21日にゲームボーイアドバンス用ロールプレイングゲームとして発売。ポケモンを2匹同時に繰り出して戦う新たなルール「ダブルバトル」が実装された。「せいかく」が登場したのも今作から。御三家は、キモリ・アチャモ・ミズゴロウ。
キモリ
冷静沈着な性格で何事にも動じない、クールなトカゲポケモン。たとえ自分より体が大きな敵であっても睨み返す。足裏に小さな棘があり、これを引っ掛けることで、垂直の壁でもいとも簡単に上ることが出来る。天井を歩くことも可能。尻尾で湿度を感知し、明日の天気を的中させるという特技もある。
アチャモ
小さくて軽いひよこポケモン。トレーナーにくっついてちょこちょこ歩く姿が可愛く人気の秘訣。体内に炎袋と呼ばれる特殊な器官を持ち、命ある限り炎を作り続ける。体は小さいながらも吐き出す炎は摂氏1000度を超えているため、当たったらひとたまりもない。
ミズゴロウ
見た目以上のパワーを誇る、小さな4足歩行ポケモン。水中ではエラ呼吸。大きな岩を持ち上げたり、粉々に砕いたりすることができるほどのパワーを秘めている。頭部の大きなヒレは非常に敏感で、水や空気の流れから周りを察知するレーダーのような役割を持つ。眠るときは水辺の泥に体を埋める。
第4世代(ポケットモンスター ダイヤモンド・パール)
2006年9月28日に、ニンテンドーDS用ロールプレイングゲームとして発売された。フィールドがポケモン初の3Dで描写され、高低差など立体的に表示されるようになった。御三家は、ナエトル・ヒコザル・ポッチャマ。
ナエトル
土でできた背中の甲羅と、頭から生えた葉っぱが特徴の4足歩行ポケモン。湖のほとりで暮らしていることが多く、水を体内に取り込むとさらに甲羅の硬度が増す。水分が足りていないと葉っぱも萎れてしまう。太陽光を浴びて全身で光合成を行う。ナエトルの体調を知りたいなら甲羅を触ればよい。程よく湿っていれば元気の証拠だからだ。
ヒコザル
お尻に炎を灯した小猿のようなポケモン。お腹で作られるガスを燃料として炎を燃やしている。この炎は雨にぬれても消えることはない。身軽な動きが特徴で、断崖絶壁でも軽々と登ってしまう身体能力をもつ。睡眠時は周りに燃え移ることを避けるために、お尻の炎を消してから眠るので、トレーナーも安心だ。
ポッチャマ
かわいらしいペンギンポケモン。見た目に反してプライドが高く、人から世話を焼かれることを嫌う。主に寒い地域に生息しているが、長い体毛で寒さをしのぐことができる。泳ぐのが得意で、10分以上もの長い時間を潜水し餌を獲得する。歩くのは苦手なのでこけたりすることも多いが、自尊心の高さゆえ気にせず堂々と胸を張る。性格上、なかなか仲良くなることが難しいが、仲良くなれたらその分嬉しさも倍増である。
第5世代(ポケットモンスター ブラック・ホワイト)
2010年9月18日に、ニンテンドーDS用ロールプレイングゲームとして発売された。3体を同時に繰り出して戦う「トリプルバトル」が登場。また、「ローテーションバトル」といったルールも実装された。ワザマシンが消費アイテムではなくなったのがここから。季節が導入され、いろいろな風景が楽しめた。御三家は、ツタージャ・ポカブ・ミジュマル。
ツタージャ
高い知能を持つ蛇モチーフのポケモン。先端に大きな葉っぱの生えた尻尾で太陽光を浴びて光合成を行う。日光を十分に浴びることで、より素早く動くことができる。尻尾は基本的に上を向いているが、元気がないときは下に垂れ下がる。手よりも、長く伸びるツルを上手く使いこなして日々の生活をこなしているようだ。
ポカブ
御三家の中だと9.9kgと重めの体重ではあるが、すばしっこく敵の攻撃も身軽に避けることができる。鼻の穴から炎を噴き出して攻撃する。風邪をひいてしまうと、黒い煙のみがでて炎を噴き出すことができなくなってしまう。特に好きな食べ物は木の実で、自分で焼いてから食べる。たまに焦がしてしまうこともあるんだとか。
ミジュマル
お腹にくっついてるホタチ(ホタテではない)で戦う、ラッコがモチーフのポケモン。ホタチで攻撃を受け止めて、隙を見つけて小刀(ホタチ)で切りつけるスタイル。ホタチは爪と同じ成分で構成されており、別の生き物というわけではない。また、食事の際には、ホタチで木の実を割ってから食べる。1進化後はホタチが2枚になる。
第6世代(ポケットモンスター X・Y)
2013年10月12日に、ニンテンドー3DS用ロールプレイングゲームとして発売。新たなタイプとしてドラゴンに強い「フェアリー」が追加された。一部のポケモンが、バトル中の一時的な進化「メガシンカ」を獲得。御三家は、ハリマロン・フォッコ・ケロマツ。
ハリマロン
フォッコ
ケロマツ
第7世代(ポケットモンスター サン・ムーン)
2016年11月18日に、ニンテンドー3DS用ロールプレイングゲームとして発売された。8つのジムを巡りポケモンリーグに挑むという根幹の部分が覆された挑戦的な作品。地域限定のすがた「リージョンフォーム」が登場した。御三家は、モクロー・ニャビー・アシマリ。
モクロー
ニャビー
アシマリ
第8世代(ポケットモンスター ソード・シールド)
2019年11月15日に、Nintendo Switch用ロールプレイングゲームとして発売された。御三家は、サルノリ・ヒバニー・メッソン。