【グラブル】シェロカルテ黒幕（ラスボス）説。遍在・実体・顕現・ホログラム・海馬Corp.

背水 – 筆を執る。

シャロカルテは黒幕である――。

これは今、一部の騎空士の間で囁かれている噂だ。

しかし、私はこの噂を
空の彼方、いや、闇に葬られる寸前の事実であると断言する。

この噂を調査し真実に至る者は誰一人いない。
いてはならなかった。
彼女がそれを許さない。

この度私はこの命を捨てる覚悟で全空に記し伝える。
どうかこの空が赤く染まる前に、何者かが真実に至らん事を。

遍在 – 何処に居る

……指の震えが止まらない。
背後になにか小さな影の強烈な視線を感じる。
「うぷぷぷぷ…」
気が狂いそうだ。これは幻聴か。

彼女は今どこにいるのだろうか。
私の背後で私に殺意を向けているあれが彼女か。
それとも君の背後のそれが彼女か。

結論から言うと、どちらとも正解だ。
なにせ彼女は遍在しているのだから――。

実体 – 光速の畜生

そもそも彼女は本当にそこにいるのか。
応えは否である。

かの有名なグラン氏率いる騎空団の結成初期において、ポートブリーズからバルツへ移動した際、騎空挺グランサイファーを見届けるシェロカルテの姿は多くの住民に目撃されている。その後、シェロカルテは町の商人たちと酒場で商談していたというのも確定事実である。

にも関わらず、騎空団がバルツへ到着すると、シェロカルテはすでに現地に先回りする形で到着していたという。グランサイファーは空路を最短ルートで一定以上のスピードを維持しながらバルツへ向かっていたとラッカムー氏は後に語っている。

ここから導き出される結論は、シェロカルテの実体は私たちがそこにいると認識していたその場所には存在していない。
私個人の推測としては恐らく星の島「イスタルシア」或いは「赤き地平」に実体は在る。

顕現 – 光

彼女の実体以外の存在を仮に分身とする。
分身が現れた地域には共通してある事象が発生している。

光だ。
空に一筋の光が輝く。

恐らくジ・オーダー・グランデが顕現しているのだと思う。
彼女は、シェロカルテの分身をこの空の脅威として認識しているのだ。
実体を認識しているのかどうかは定かではないが…。

無限 – ホログラム

分身の正体は恐らくホログラムで形成されている。
シェロカルテは己の能力を行使し、星晶獣「アーカーシャ」への接続を行い、空間と時間を捻じ曲げ、別世界の概念を抽出したのだろう。

その概念が「海馬コーポレーション」だ。

海馬コーポレーションの特異な技術（ホログラム）を基にして、無限の分身を世界各地に遍在させ、そこに自らの意識を網目状に張り巡らし世界を監視している。目的に関しては一切不明で、予測すらできないというのが現状だ。

星は空高く

これが私の知りうる全てだ。

では、後は…

君達に託す…

「うぷぷぷぷ…」