【JASRAC vs YAMAHA】音楽教室での演奏に関する著作権問題を巡り、遂にヤマハが提訴へ

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著作権を巡る戦争勃発

2017年2月、ヤマハなどが手がける音楽教室での演奏について、JASRAC(日本音楽著作権協会)が、年間10~20億円と推計される著作権料を徴収する方針を固め、大きく話題になりました。

この問題について、満を持してヤマハが動き出したようです。

 JASRACが音楽教室から著作権料を徴収する方針を決めたことに対し、音楽教室大手・ヤマハ音楽振興会(東京都目黒区)が7月にも、「教室での演奏には著作権は及ばない」として、JASRACへの支払い義務がないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こす方針を固めた。

ヤマハや河合楽器製作所など教室側は2月、「音楽教育を守る会」を結成し、JASRACに対し「演奏権は及ばない」とする反論を各社が送付した。さらに使用料規定を出さないようJASRACに指導することを文化庁に要請し、要請に賛同する署名も約3万人分集めた。

訴訟により、使用料率など金額の多寡が問題でなく著作権がそもそも及ばないと訴える狙いだ。

JASRACは「人気曲を使い、魅力を生徒が味わっている以上、聞かせることが目的」と反論している。

http://news.livedoor.com/article/detail/13066757/

reaction

署名集めたりして譲歩するつもりないのは知ってたけど、本当に真正面から争うみたいやな。


頑張れヤマハ!
流石に音楽教室から金取るのはおかしいと思う


ヤマハには頑張ってほしい。JASRACには、自分がやっていることが自身の首を絞めることになる、ということに、早く気づいてほしい


教育、子供達の感性を育成する場からも徴収しようとするとはね…
昨今JASRACの存在価値があまり見えて来ない
感情的には、ヤマハ側を応援したくなるね


人の曲を営利目的で勝手に使うのは絶対ダメ。人の権利を侵害してまで。
でも音楽の授業で、生徒が知ってる曲を使って音楽に親しみを持ってもらうのはダメなんかな?


JASRACは敢えて嫌われ役をやってる面もあるからね。仮にJASRACを解体して権利者が自分で権利主張しなければならないとすると、手間もさることながら金の亡者扱いされることによる精神的ダメージが大きいはず。最大限権利主張することは信託者(楽曲の権利者)に対する義務でもある。ただ、音楽教室での演奏が「聞かせるためのもの」というのは疑問だけど。


レッスンの時の演奏が「魅力を味わわせる」という主張、曲そのものにであればその主張も理解できるが、音楽教室の主旨は上達のためだからなあ…どうジャッジするかだなあ


JASRAC、無かったら無かったで確実に困る機関だし、やるべきことはやってると思うんだけど、さすがに今回のこれは「ヤクザかよ」って思っちゃった。


曲を作る、曲を演奏する、曲を聞かせる、曲を放送する、曲を販売する、曲をネットにアップする、曲データを複製する・・・それぞれの行為が誰の権利をどのように侵害しているか、誰が許諾するか、誰に対価を払い、誰が対価を受け取るのか、が全く整理されてない気がする。もうちょっと解りやすくならんのかな。


まあヤマハは明らかに営利目的でやってるので、教育機関としての著作権料免除で押し通すのがもともとかなりの無理筋なのですね。けれど、いくらなんでも授業料の25%という額はちょっと法外ですから、妥当なパーセンテージで和解することを狙った訴訟だと個人的には見てます。皆が期待してるみたいな著作権論争にはたぶんなりませんですよ。

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