【新聞投書】無職(53)「いい本は欲しいが高すぎる。本の未来のために安くして」

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向こうも商売

とある53歳無職の新聞投書が話題になっている。この方はよく本を読むというのだが、仕事を失ってからは、本を買うことが難しくなったのだという。そんな彼が提案するのは、一見すると客観的な見方が欠如した短絡的な要求だった。

@szk003 2017-05-10 20:11:44
いい歳して新聞の紙面で駄々をこねないで欲しい
買わなきゃ本の未来もクソもないですよって言いたいね!

reaction

この方の希望を叶えると
執筆業の人「いい本を出版したいが報酬が低過ぎる」


それは本当は本が好きではないのでは。
それを作者や出版社に責任転嫁するのは違うでしょ。


そんなに本が好きで楽しめるなら、残業1時間程度のお金でここまで楽しませてくれてありがとうって思えないのか。


何故こういう手合いは自分の給料やそれを決める上司ではなく、全く無関係の生産者を非難するのだろう


言いたいことはまぁ分かるけど盛大に勘違いしていると思う。本はもともと高価なものだ。それが買う人が増え、部数が増え、印刷技術の向上+αにより手に取りやすくなってきただけの事。買わない人が増え、部数が減ればまた高くなるのは流通として当たり前。その価格が誰かのお給料に分配されるんだから


本一冊にどれだけたくさんの人の時間と手間がかかってるかわかってないからこんな発言ができるんだな… 作家は一朝一夕で物語を書けるわけじゃないし書いたものを編集さんが見なきゃいけないし校閲さん印刷所さん書店さん本当にあらゆる人が汗水垂らしてようやく一冊の本が自分の手元に来る。 そんな汗の結晶を「高い」っていい歳して文句言うのとかもう恥ずかしくて目も当てられない。


何度も繰り返して読みたいぐらいの本が2千円とかほぼ無料じゃねーか


批判が多めですが、世の中全体のデフレトレンドが20年近く続いている中で、市場との折り合いを探る価格調整を図れない出版業界が、可処分時間を消費する娯楽としてのパイを食われ続けたのは一つの事実では。 実際問題、本があらゆる情報メディア・娯楽メディアに対して、高価に見えるのは出版業界が対処すべき課題なのだと思います。


専門書は高い

新書や学術文庫ならまだしも、学術書って1冊平気で15000円超えるけど
社会人が知のデータベースにアクセスしづらいのは国益の損失に繋がると思うけどね


高過ぎる本は現実にあると思う。単行本が全て文庫になるわけではなく、学術系になると5千円位はザラ、仕方のないことではあるけれど、実際に値段は大きい壁。


遠藤周作のエッセイに「ある時から突然本の値段が倍ちかくになった、これでは学生が本を買えなくなってしまう」という下りがあってですね(ちなみにそのエッセイが書かれた時より現代の方が遥かに書籍の値段は高い)。
いやぶっちゃけ、「近頃の若者は教養が足りない」って中年おじさんが嘆くのも分かるよ、だって哲学書とか高くて買えないもん。 そろそろ文化育成のために国が助成金出さないと、この国の教育は立ち行かなくなるよ


▲そのための図書館なのでは?


▲いわゆる「教養」のための書籍って、何度も読み返したり、線を引いたり、自分にとってすごく重要な意味を持つイベントの後に読めたりするからこそ意味があるんです。図書館の本ってそういうことはできないでしょう?

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