厚労省、ブラック企業一覧リスト(労働基準関係法令違反に係る公表事案)を公式HPにて掲載。社会に警鐘を鳴らす狙い。
ブラック企業公表
5月10日、厚労省は、ブラック企業(全334件)の一覧表を初めて作成し公式HPにて掲載した。このリストは、過去半年以内に労働基準関係法令に違反し書類送検された企業が対象になっている。
https://mainichi.jp/articles/20170511/k00/00m/040/094000c
昨年末に発表した「過労死等ゼロ」緊急対策の一環で、担当者は「一覧表にすることで社会に警鐘を鳴らす狙いがある」と説明する。従来は47都道府県にある労働局のHPに載せてきたが、報道発表で社名を明らかにしたのにHPでは伏せた事例もあったほか、掲載期間もまちまちで統一基準がなかった。同省は送検を公表した日から約1年間掲載し、毎月更新すると決めた。
以下、内訳。
労働安全衛生法違反 | 209件 |
最低賃金法違反 | 62件 |
労働基準法違反 | 60件 |
労働者派遣法違反 | 19件 |
▼労働基準関係法令違反に係る公表事案
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf